Maxi顔

それは普段通りの、いつもと変わらない朝の通勤の出来ごとじゃった・・・

朝っぱらから日差しは強いけど、走っている限りそんなに暑くはないな、というところまでは覚えている。次に覚えているシーンはアスファルトに横たわる俺とチャリ。そこからまた記憶が途切れて、次のシーンは朦朧と自転車をこぐオレ。

記憶がバッサリと無くなって、何が起こったかよくわからない。

無意識の俺は会社に向かうのをやめ、帰宅しようと思ったのだろう。自宅まですぐそこの所らへんから記憶がある。頭からは血が滴り落ち、血だらけで明らかに普通じゃない姿なのに誰にも通報されなかったようだ。
マンションに帰ってきて、フラフラとエレベータに乗ろうとしたとき住人の親子とすれ違い、血だらけのおっさんを見て子供がおびえていた。

自転車がK1200Rみたいなイビツな姿 になってしまった。リアのリムはグニャグニャだけど、フロントりむはなぜか無事。フォークが大丈夫じゃないけど。

昼近くになって、近所の整形外科に受付時間を聞くと受付終了とか、後２０分以内に本人が来ないと受け付けられないとか、元気のない奴は病院に来るなってことか？イラッときたので１１９で受け付けてくれる病院を聞いてみようと電話したら、結局、救急車が自宅まで迎えに来てくれました。おかげで近所の大学病院で検査フルコース＆一泊お泊まりしてきました。

警察も来ていて、「自転車を見たけど、古いものだから今回転んだキズがどれだかわからない」って言われた。自転車に興味ない人が見ると何ともないように見えるのかな?フォークのキャスター角かなり立ってるんだけど・・・
時間と場所が分からないと事故かどうかも判断できないって。まあ、そりゃそうだ。

しかし、何が起こったんだろ？警察の方は暑いから熱中症で気を失って倒れた説を強く推してたけど、自転車でコケたら擦過傷ができないか？ふつう。今回は顔の打撲のみで、服が破れたりとかはしていないんだよなーこれが。

そんなこんなで、顔が306Maxi仕様のようなワイド化に成功！
おしまい。